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作品づくりについて

 環境啓発動画コンテストは、今回で9回目を迎えることになりました。回を重ねるごとに応募作品が増えてきたことは大変うれしく思います。深く感謝申し上げます。
 つきましては、応募される皆様に作品づくりの上で是非ともお気を付けいただきたいことがありますので、以下にご留意いただきたいことについて5点申し上げます。

 1点目は「著作権」の問題です。使用される映像は、自分で撮影したものが大原則です。他の映像やデータを利用する場合は、いわゆる「著作権フリー」の素材であると確認できないものについては、著作者の「許諾」が必要です。
 また、公開されている統計データや記事でも、その出典、引用元を明確に提示する必要があります。この約束事は、当財団だけでなく、不特定多数の人々に公開する映像やデータすべてに適用されます。

 2点目は、近年の応募作品の傾向として、アニメ形式の応募作が増えています。アニメ制作のソフトやアプリが普及していますので、それを利用することはもちろん歓迎します。ただ、それに頼りすぎて、環境問題の何を訴えたいのかがあいまいなままであったり、現実の環境問題の事実を確認しないまま、思い込みで制作してしまった作品も見受けられます。アニメはあくまで一つの手法にすぎません。何をどう訴えるのか、なぜアニメで表現するのかなどをしっかり考えていただければ、より良い作品となると思います。

 3点目は、動画の「意義」を考えてください。動画は、「動く」映像です。文章や写真では伝えられないものを伝えてこそ「動画」に意味が生まれてきます。動きを見て「驚く」「感動する」「理解する」、その動画の面白さと意義を改めて考えてみてください。

 4点目は、作品のテーマと内容と展開の仕方についてです。短い動画の中で、その問題意識を映像のメッセージとして表現するには、事前にしっかりとした「シナリオ」を作る必要があります。まずは問題意識を文章にしてみましょう。さらに、頭に浮かんだ映像もしっかりとした文章に置き換えてみることです。まずは言葉で、よく言われる「起承転結」を明確にして、そこから、どのような映像素材やデータが必要なのかを考えて、取材と撮影が始まります。

 5点目は、訴えるテーマを絞り込むことも短い動画には大切です。そして具体的な指摘や提案も重要です。そのためには、やはり身近なところに目を向ける必要があると思われます。メディアでは環境問題、地球の温暖化、プラスチックごみによる海洋汚染をはじめ、様々な自然環境破壊が報道されます。それを単なる情報や知識として映像にしてみようとするのではなく、その問題が身近な環境、生活の中でどのように存在しているのかを探ってみましょう。そうすることで、よりリアルな映像が制作できるはずです。
 そうした問題の発見や課題の解決案は、ぜひとも「足」でかせいでください。ネット内に適当な映像を探すのではなく、足で歩きまわって身近でリアルな映像を見つけてください。そうすると、さらに生の現実が見え、独創的な映像が撮れるはずです。

 それでは、皆様の問題作、感動作のご応募を楽しみにしています。頑張ってください!

(環境啓発動画コンテスト審査委員長)