みを利用してつくられていたことはご存知でしたか? 店や各自治体など正規のルートで廃棄しましょう。身近な都市鉱山を採掘し、活用していける循環型社会を進めていけ たらいいですね。 あ 参考:環境省エコジンHP「特集RECYCLE for 2020」VOLUME.61 2017年10・11月号 朝日新聞DIGITAL HP 「五輪メダル用のリサイクル金属、回収目標を100%達成」 今年は、東京オリンピック・パラリンピックが1年延期で開催され、各国の選手の活躍はもちろん、日本も多くのメ ダルを獲得したことが記憶に新しいですよね。ところで、今回の大会で授与されたメダルは、私たちの身のまわりのご今回の金・銀・銅合わせて約5,000個のメダルの原材料は、使われなくなった携帯電話やスマホ、ゲーム機など小型家電の電子ごみから集めた金属からつくられたリサイクルメダルだったんですよ。 電子回路を搭載している携帯電話やスマホ、テレビ、PC、ゲーム機器、冷蔵庫、洗濯機などの廃棄された電気製品や電子機器のことを「電子ごみ」と言います。それらには、金・銀・銅やレアメタルなど、貴重な資源である金属が使われています。 これらは、天然の鉱山からではなく、私たちの身のまわりにある小型家電などから採ることができ、家庭や企業など都市にある鉱山という意味で「都市鉱山」と呼ばれています。天然資源が乏しい日本ですが、都市鉱山に関しては世界有数の資源国と言えるのです。 都市鉱山を発掘しリサイクルすることで、限りある資源である天然の鉱山を新たに採掘する必要がなくなりますね。 もし年末の大掃除で、使わなくなった昔の携帯電話などが出てきて(眠れる都市鉱山発見!)、廃棄する場合は、小売2019年3月までの2年間で、全国の自治体などから78,985tの小型家電、携帯ショップから621万台の使用済み携帯電話が回収され、およそ金32kg、銀3,500kg、銅2,200kgを生成し、メダルに必要な金・銀・銅の金属を100%採取できたそうです。 大会の事前プロジェクトでは 大会の事前プロジェクトでは 2 電子ごみからつくられたメダル 電子ごみからつくられたメダル 都市鉱山って? 都市鉱山って? 1台あたりに含まれる 金・銀・銅 携帯電話 金:約0.05g 銀:約0.26g 銅:約12.6g ノートPC 金:約0.3g 銀:約0.84g 銅:約81.6g 電子ごみと都市鉱山 都市鉱山
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