たくさんあるごちそうを「おいしい」と言いながら食べていたけれど、途中で食べきれなくなって残してしまう、という経験をされた人も多いのでは? ぼくもお店で残した食べものを持って帰れたらなあと感じるものの、いろいろあって無理なんだろうなあとずっと思っていました。でも最近、単なる持ち帰り(テイクアウト)ではなく、店内で食べ残したものを容器に入れて持ち帰れるレストランがあるのを知り、実際に試してみたのでお伝えします! 全国展開しているレストランチェーン店が、お店の食べ残しを持って帰れるという取り組みを始めていることを、今年の春くらいに知りました(実際には去年から、複数のお店が始めているようです)。 店内の食べ残しは基本的には衛生上の理由で客が持ち帰ることはできず、泣く泣く廃棄処分…というのがこれまでの状況でしたが、今は国を挙げて食品ロス削減を進めていて、そうした中、大手のチェーン店がこういう取り組みをしてくれるのはうれしいですね。 夕飯を食べに家の近所にあるファミリーレストランの店舗に行きました。ちょうどこの日は、お昼もがっつり食べていたのでそんなにおなかが空いていませんでした。 注文用のタッチパネルの端末を見ると、下方に「持ち帰り用容器を持ってきてほしい」というボタンがあり、押すと店員さんが容器と底の広いレジ袋を持ってきてくれるというしくみです(容器の大きさが選べるようになっています)。店員さんに直接言う必要がなくボタン操作で頼めるから、これだと遠慮せずに済みますね。 食べきれない料理を自分で容器の中に詰め、それをレジ袋に入れて持ち帰ります。 国でも毎年10月を「食品ロス削減月間」と定め、食べ残しの持ち帰り運動を積極的にすすめています。これからは飲食店で「食べ残しても持ち帰れる」のが日常になり(食べ放題のお店でそんなことをしてはいけませんよ)、そしていずれは、利用するわたしたちがマイ容器を持参するようにしていきたいですね。 自己責任である旨が書かれたレジ袋と容器 特集4.5pを参考にしてね 参考:流通ニュース「すかいらーく/食べきれなかった料理の持ち帰り推奨で食品ロス削減」2020年9月11日付 同「ロイヤルホスト/食品ロス削減で『持ち帰り容器』用意」同年10月7日付 消費者庁・農林水産省・環境省「令和3年度食品ロス削減月間について」2021年9月28日発表 消費者庁サイト「[食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト」 中は仕切りがないので ごはんと汁物が混ざる こととなりますが、そ れは仕方ありませんね…。 ちなみに袋の表面に は「品質の管理や保証 は自己責任で。できる だけ早く食べてくださ い」という但し書きがありました。 タッチパネルで持ち帰り容器が頼めます 自分で容器に詰めて持ち帰ります 残ったごはんもお持ち帰り お持ち帰り体験! 3 エコに恋して
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