① ② ③ ④ 日本では古くは奈良や京都の神社仏閣のように、ほとんどの建物が木造によるものでした。やがて欧米の文明が入るようになって、れんがやコンクリートの建造物が広まりました。現在は防火や耐震性の観点から、大きな建物や施設は鉄骨造が基本となっています。といっても木造建築が淘汰されることはなく、今でも木造の建物が多くありますね。そんな中、都会でも木材を多用した駅舎が誕生していると聞いたので、どんなものか見てきました! ある鉄道会社では近年、地元産木材を数多く使って駅舎の改修が行われています。ぼくが訪れた駅では、事務所や改札口がある建物はもちろん、壁や屋根などほとんどの場所に木材が使われていました(写真①②)。さらにホームにあるベンチは、改修前から何十年もありそうなものがきれいに磨かれて使われていて(写真③)、まだまだ現役として大事に扱っているという気持ちが伝わってきましたね。 ちなみに写真④の駅では改修を記念して食品ロス削減イベントをやっていました。そこでは近隣駅のスーパーやカフェなどで売れ残った食料品を夜に電車で運び、ここで安く販売するという新しい試みが行われていました。のぞいてみると惣菜パンがおいしそうで、つい買ってしまいました(実際おいしかったです)。 多くの人が利用する都会の鉄道だと木造駅舎は傷みやすくメンテナンスが大変なので採用は困難だと思いますが、木には気持ちを和らげる効果があると言われています。木材が使われた駅を利用することで、毎日の通勤・通学時の混雑や遅延によるイライラも収まりそうですから、もっといろいろな駅で採用されればいいなと思います。 特集4.5pを参考にしてね (一部画像を加工しています) おいしいパンがお値打ち価格でした また最近改修された別の駅(写真④)では、ホームが地下にあるため全面的な木造駅舎は困難なようなのですが、地上の改札口の天井部分に地元産の木材が格子状に並べられていました。 地元の木材を使うことで、地産地消になるのに加えCO2削減も実現しているみたいです。 今の時代でも木がメインの駅舎健在 食品ロス削減イベントも開催 3 エコに恋して
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