例えばコーヒーショップなどではプラスチック製から紙製ストローへ変わり、ホテルでもブラシ、くし、かみそりなどの部屋置きアメニティの廃止が始まっています。私たち消費者は・・・ ２参考:環境省「プラスチック資源循環」／産経子どもニュース 育て!子どもたち「地球に優しいプラスチック①②」（令和4年3月3日発行） 私たちが使っている様々なプラスチック製品が適切な処分がなされないまま、海に流され海洋汚染や生態系に及ぼす 影響が問題視されています。国内でも資源循環の重要性が高まっており、プラスチック資源循環促進法(プラスチック 新法)が2022年4月に施行されました。 どんな法律なのでしょう? プラスチック製品の設計から製造・使用後の再利用まで、すべてのプロセスで資源循環をしていくための法律です。 以下の特定プラスチック使用製品12品目を提供する対象業者は環境負荷にならないように、提供方法の工夫が求めら れます。 12品目 ①フォ―ク ②スプーン ③テーブルナイフ ④マドラー ⑤飲料用ストロー ⑥ヘアブラシ ⑦くし ⑧かみそり ⑨シャワーキャップ ⑩歯ブラシ ⑪衣類用ハンガー ⑫衣類用カバー 再生可能な植物由来の資源を原料にしたプラスチックのことです。バイオマスプラスチックを燃やしてCO₂が出ても、原料としての植物が光合成によってCO₂を吸収しているので、CO₂は増えないというわけです。このカーボンニュートラルを実現するバイオマスプラスチックに転換していくことも重要な取り組みになっています。最近店のレジ袋にバイオマスプラスチック素材が使われているのを見かけるようになりました。 私たちは今まで無料だったものが有料化されて不便を感じたりしますが、引き続きごみ分別を細かくしたり、マイボトル、マイバッグ、マイカトラリーやマイブラシなどを持ち歩いたりして、一人ひとりが環境に配慮した素材製品を選んで使って、環境への意識を高めていきましょう。 生分解性プラスチックは微生物の働きにより最終的に水とCO₂に分解される機能が特徴です。最近では、畑を覆う黒いビニールフィルムシート製品も生分解性プラスチック素材が使われるようになってきました。これまでフィルムをはぐのは重労働でしたが、この素材を使うことにより手間がかからず、廃棄物の削減にもなります。 えらぼう ごみを減らそう プラスチック製品は 分別してリサイクルに協力しよう 「バイオマスプラスチック」 「生分解性プラスチック」 えらんで エコなプラスチック製品を 今、注目されているエコなプラスチック素材って? 今までのプラスチックは石油や石炭などの化石資源で作られてきましたが、今注目されているエコなプラスチック素材を紹介します。 減らして 使い捨てプラスチックの リサイクル
元のページ ../index.html#2