くるくるプラザ93号
3/8

今年の夏は例年以上の猛暑となり、お水が飲みたくなる機会が多かったかと思います。寒い時期でも熱中症は起こるそうですし、ジョギングの後など外でちょっとお水が飲みたいなと思うことがあるはず。そんな中、最近ではいろんな施設に無料の給水機が置かれているというので、どんな感じなのか見てきました! 吹田市では去年、給水機メーカーと協定を結び、市役所や公民館など市内の各施設へ水道水直結型の浄水機能付き給水機の設置を進めています。プラスチックごみの削減も兼ねていて、利用者は水筒などマイボトルを持参して、無料で利用できます(ペットボトルでの利用はできません)。 もちろん、くるくるプラザにもこの給水機が設置されています。4階フロアの正面(エレベーター前)に置かれていて、のぼりもあるのですぐ見つけられると思います。取材に訪れた時はちょうど昼休みで、職員や来館者のみなさんが次々と使っていました。 かつては新幹線の車内や地下鉄の駅のホームなどに給水機があり乗客は無料で飲めました。とくに夏場の暑い時はすごくありがたく思ったのですが、ペットボトル入り飲料の普及などの理由で衰退しました。でも今は、地球温暖化防止やSDGs達成といった別の理由で再び給水機設置の動きが盛んになっていて、うれしく思います。 中にはキャラクターを使ったものや、お茶を抽出する目的でお湯が出せるものなど、いろんなバリエーションもあるみたいですよ。 公共施設だけでなく、ショッピングセンターなどでも給水機をよく見かけるようになりましたね。どんどん増えてほしいと願うと同時に、使い捨てをできるだけなくし、ごみを出さないようにしていきたいと思っています。 参考:ウォータースタンド株式会社プレスリリース 特集4.5pを参考にしてね 「大阪府吹田市『プラスチックごみ削減および熱中症予防の推進に関する連携協定』を締結」2021年4月27日 吹田市サイト「マイボトル用給水機の設置について」 吹田市だけでなく、多くの自治体が役所や体育館といった公共施設に給水機を設置する取り組みを進めているようです。その大きな目的は、マイボトルを持ってきてもらうことでペットボトルなどのプラスチック使用を減らすことで、CO2の排出を抑え地球温暖化を防ぐことです。 利用者にとっても毎回お水を買わなくていいので、ボトルを洗うなど若干手間がかかるものの、お店に行く時間やお金の節約になります。何より安全でおいしいお水が地元の街角で飲める というのが安心ですね。 プラザに設置された給水機。思ったよりもコンパクトです 中国の空港内にある給水機。別の場所にはお湯が出るものもありました マイボトル持参で給水機利用 地元のカッパのキャラクターが乗った東京・拝島駅前の給水機 給水機利用でプラごみ削減 3 エコに恋して

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る