日頃からお世話になっている電池ですが、使い捨てのものと、充電して再使用できるものがあります。使い捨ては一次電池、再使用できるものは、二次電池(充電池)と分類されます。整理すると下記の通りです。 一次電池 リチウムイオン電池は、2019年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏(吹田市名誉市民)らが発明した注目の二次電池です。スマートフォン、ノートPC、モバイルバッテリー、電気自動車などあらゆる製品で使用されています。エネルギー密度が高く、パワーが大きくて寿命が⾧いので、再生可能エネルギー向けの蓄電システムとしても需要が高まっています。 処分は少し面倒ですが、繰り返し使用できるところは、電池代の節約になり重宝します。私はラジオを中心に積極的に、二次電池を使っていこうと思っています。 処分するときは 一次電池は「有害危険ごみ」として処分します。二次電池のなかでもよく使われるニッケル水素電池やリチウムイオン電池は、破損や変形により発熱・発火する危険性が高いので、廃棄方法は自治体によって異なります。回収していない自治体(吹田市など)で廃棄するときは、回収事業者(家電量販店など)に持っていきます。電気シェーバーなどの二次電池は、分解して取り出します。私の場合、シェーバーの分解でネジ山がつぶれたりして悪戦苦闘。45分くらいかかりました(^=^; マンガン乾電池 アルカリ乾電池 金属リチウム電池 マンガン乾電池は時計、リモコン、懐中電灯などの小さな電力で動くものに向いています。アルカリ乾電池は大きな電力を必要とする携帯ラジオなどに使われています。金属リチウム電池はボタン電池という名称で知られています。 鉛蓄電池はカーバッテリーとして活躍しています。ニカド電池は、カドミウムが有毒物質であり、自然放電が大きいので最近はあまり使用されていません。 ニッケル水素電池は単三、単四の充電池として普及しています。充電池なので繰り返し使えてエコでおトクです。一定のパワーで使え、使い始めから終わ りまで⾧時間安定した電圧を保ちます。充電しておけば1年後でもすぐに使える優れもの。寒い場所でも使えるので、スキー場や冬場のアウトドアシーンでカメラやトランシーバーに使えますよ。また使いきらなくて も、つぎ足し充電が可能なのもうれしい限りです。 参考:吹田市名誉市民顕彰式典の配布資料 リーフレット「充電池・充電器なるほどBOOK」パナソニックHD株式会社 吹田市サイト「リチウムイオン電池等による ごみ収集車両等の火災について」 鉛蓄電池 ニカド電池 ニッケル水素電池 リチウムイオン電池 6 マンガン乾電池 ニッケル水素電池 二次電池 (充電池) アルカリ乾電池 金属リチウム電池 リチウムイオン電池 (モバイルバッテリー) ニッケル水素電池 (電気シェーバー) 一次電池 二次電池 二次電池って知ってます?
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