くるくるプラザ96号
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繕 6 靴下にあいた穴 染みついた汚れ 気に入ってるけど捨てなきゃだめ? 昔はツギハギなんて恥ずかしくて着られないと思ったけど、 これをおしゃれに格上げするならありかも・・・ あいた穴に糸を織り込んで直すヨーロッパの伝統的技法です。日本にも「かけつぎ」という技法がありますが、専門的で難しい…というイメージがありますね。ダーニングは糸やステッチを工夫して、繕うことを楽しむような、最近人気の技法です。作業しやすい ようにダーニングマッシュルームという 道具を使いますが、なくても身近なもの で代用できますよ。私はこけしを使って みました。 椿油搾り機(ターマー君) つくろつくこんな風に 靴下をかぶせて作業しました。 公園で拾った椿の実。昔の人はどうやっていたのか?と考えたらこの仕掛けになりました。 東北地方で生まれた刺し子は、補強や防寒のために布を重ねて、縦、横、斜めと刺していく刺繍の技法です。緻密に刺された日本の伝統的文様は、有形民俗文化財に指定されるものもあるほど芸術的です。けれども原点は物を⾧く大切に使おうとした心です。繕い物にルールはありません。ひたすらチクチクと針を刺して、自由に手を動かしてみましょう。針目がそろえばきれいですが、そろわなくても味が出るのが手縫いのいいところ。 くるくるアイデアコンテストは、ネットおよび作品展示会場での投票数と、審査による採点(リユース・リサイクル度、アイデア度、ときめき度)の総合点で決まるコンテストです。今年で6回目を迎え、表彰式が9月17日に行われました。栄えある理事⾧賞を受賞したのは 「椿油搾り機」を制作したターマー君でした。 アイデア賞は右の9名の方が受賞されました。おめでとうございます。 次回はどんな作品が集まるのか、今から楽しみですね! *お名前につきましては、公開用ニックネームにつき、敬称を省略させていただきました。 ダーニング 刺し子 う 創ろう

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