くるくるプラザ98号
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水にはミネラルが多い「かたい水(硬水)」と、ミネラルが少ない「やわらかい水(軟水)」があります。 ヨーロッパなど広い大陸のゆる やかな地面の下を、時間をかけてゆっくり流れる地下水はカルシ ウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。 ひとのからだのほとんどは ひとの体の半分以上は水分でできています。 体の水分量が不足すると温度調節ができなくなって脱 水症状になり、意識不明になることや死に至ることもあります。ひとは常に水分を補給する必要があります。 日本には「湯水の如く○○」という言葉があるように、水は自由にいくらでも使える印象を持っていませんか。でも世界 に目を向けると決してそうではありません。水不足で苦しんでいる人たちがいたり、水資源をもとに紛争が起きたりしている地域もあります。水は限りある貴重な資源であり、なくてはならないものです。そのことを念頭に、水の出しっぱなしを やめるなど、私たちにできる身近なところから節水を心掛けてみてはいかがでしょうか。 のはなし 使用量No.1はお風呂 には「かたさ」がある つかえるはごくわずか 地球上の水のほとんどは海の塩水です。塩分を含ま ない淡水のほとんどは氷河の氷で、私たちが実際に利用できる水は少ししかありません。 蛇口をひねればあたり前のように出てくるきれいな水。私たちの生活に欠かすことのできない水ですが、身近にありす ぎて知らないことがたくさんあるのかも。8月1日は「水の日」、8月1日~7日は「水の週間」です。水についてのいろいろを知ってみませんか。 ■体の水分割合 参考:「いま『水』を考える1 水道水がとどくまで」「いま『水』を考える2 生活に欠かせない水」沖大幹 監修 岩崎書店 「身近な環境・生活のホントがよくわかる本」浦野絋平 浦野真彩 著 オーム社 世界には安全なを 使えないひとたちがいる 気候変動の影響や水不足、河川の汚染や水道設備が整備されていないなど、世界には安全な水を使えない国や地域が多くあります。2023年に世界の人口は80億人を 超えましたが、そのうち約22億人(2021年現在)は、安全な水を使用できずにいます。 家庭で一番多く使われているのがお風呂です。トイレ、台所、洗濯、洗顔等が後に続きます。 一人が1日に使用する水の量は約220ℓです。 日本は、山から海までの傾斜が急な地形で、川は短く急流なためあまり時間をかけずに海に流れてしまうのでミネラルは多く含まれていません。 ■家庭での用途別水使用割合の例 (東京都2015年調査) ■SDGs6つ目の目標 「安全な水とトイレを世界中に」 2

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